5W2H : 言われたことよりも言われてないことに気を付ける
机の整理法やパソコンのショートカットは収集するフレームワークに含めない。
と、しておきながら、新人研修で習うような5W2Hをカウントするか悩みましたが、含めます。
自分が書きたいものから進めていく方針です。
さて、「5W2Hとは何か?」と問われて「コレだ!」と簡潔な単語に置き換えるのはなかなかに難しい。
物事を見るとき、考えるときに使う7つの視点・切り口と言ったところでしょうか。
何かと問われれば、下の表の単語の頭文字からWが5つ、Hが2つで5W2H。
Why | なぜ? 目的は? |
---|---|
What | 何を? 何を行うのか? |
When | いつ? いつまでに?期間・期限は? |
Who | 誰? 誰が行うのか?誰と行うのか? |
Where | どこで? 場所は? |
How | どのように? 手段・方法は? |
How much / How many |
どれくらい? いくらで? |
新入社員が上司や先輩に報告連絡相談をする時に『5W2Hをはっきりさせろっ!!』と怒られる、アレです。
私の経験上、自分から相手へ何かを伝える場合に、この5W2Hを明確にしろと指導されることが多いように感じます。
当然、その時にも役に立つのですが…
むしろ、相手が自分に対して情報を伝える際に心得ておくと効果的な考え方です。
なぜならば、ビジネスの相手(クライアントや上司や同僚)からの依頼は、たいがいクッキーを作るときの粉の混ぜ加減が如くザックリしています。そして理不尽です。
『アレやっといて、明日まで』とか。
『前回と同じくらいの予算と期間でお願いします』とか。
日本では偉い人、立場が上の人ほど、このザックリ依頼を多用し、不明点は察して善きに計らえという商慣習がまかり通っています。
そのたびに作った笑顔で『かしこまりました。明日MM月DD日の午前XX:XXまでに○○○(何)を●●●(場所)にご用意いたします』と自分で不足要素を補完しなければいけないのです。
特に上司から部下へ依頼する際に「Why(なぜ?・目的は?)」の部分が省略されます。
何でやるのかよくわからないけど、とりあえず頼まれたからやっておこう、というスタンスで仕事をしていると依頼者も作業者も不幸になります。
いやいや、依頼する側がちゃんと必要事項を全部伝えてくださいよという、もっともな意見は、なぜか通用しません。
聞かなかった自分が悪いということになってしまいます。
そこで『えー、聞いてないですよ』『言われてないからやってませーん』と返すと、めでたく「ゆとり」の烙印を押されてしまいます。