問題を定義する : 現在の状態とあるべき姿の差異
フレームワークは問題解決によく使われますが、そもそも『問題』とは何かを定義したいと思います。
残業が多い、痩せなければ、お金がない…etc.
いっけん『問題』のように見えるこれらは、ただのお悩み・願望であって『問題』ではありません。
では、『問題』とは何か?
それすなわち、現在の状態と理想(あるべき姿)との差異。
そのギャップこそが『問題』です。
- 理想の状態(あるべき姿) - 現在の状態 = 問題
- 理想の退社時間(キラキラ20時) - 現在の退社時間(ブラック24時) = 4時間の超過労働
- スリムな私(48kg) - 現在の私(58kg) =10kgの体重超過
- 理想の貯金額(∞) - 現在の貯金(⊿x(x→0)) = この世の全てが欲しい
残業が多いことが問題なのではなく、4時間の超過労働が問題。
この理想と現実のギャップを具体的に把握することで、初めて『問題』になります。
当たり前のことを書いているようですが、
『残業が多い』というザックリとした問題が『1日の勤労時間を4時間短縮する』という具体的な課題に置き換わるだけでグッと解決しやすくなります。
こうして定義された問題をさらに自分に解決できるレベルまで分解したり、誰の問題かを考えていくこと、その考え方・手段が個々のフレームになります。