MECE : モレがなくダブりもない状態
Mutually Exclusive、Collecticely Exhaustiveの略で日本語にすると『モレがなく、ダブりもない』。
図示すると、下のイメージ。
ロジカルシンキングについて調べると、このMECEが必ず出てきます。
大抵のフレームワークは、大きな問題を小さく分解していく、マトリックスに分ける等、
検証可能なロジックまでダウンサイジングして物事を考察します。
そのため、まずは分解の基本のMECEについて理解する必要があるのでしょう。
ちなみにMECEではない状態の例を図示します。
上図では「魚」と「淡水魚」がダブっています。
生態調査をする際に魚を調査する人と、淡水魚を調査する人がいたとしたら重複(無駄)が生じます。
また、欄外の両生類、爬虫類、昆虫などについての記載がなくモレがあります(ネス湖の生態は存じませんが仮にです)。
モレがある状態ではやはり調査は十分とは言えません。
さらに、図には「ネッシー」が含まれています。
MECEについて調べると重複・抜けについての説明ばかりが出てきたので、
それならば、前提条件に存在しないものを勝手に追加すれば、それはモレてもいないし、ダブってもいないはず!!
と、私がネス湖に住んでいて欲しいという期待を込めて勝手に追加しました。
MECEに分割する際、分解の切り口だけではなく、前提条件についても疑う必要があるだろうということでネッシーを追加してみました。
勝手に追加した区分は99%無駄な区分ですが、ネッシーは存在しないという前提条件の調査では1%の確率でいるかもしれないネッシーを発見できない≒イノベーションを起こせないではないかという、私の心の叫びです。ノット ロジカル。
…1個目のフレームワークはこんな感じです。
この調子では200個の道のりは果てしない。
ちなみに、一見officeで作ったかのような稚拙な図は地味にPhtoshopCS6で作っています。
最近自前のPCをWindows8 & Adobe Creative Suite 6 Production Premium(クラウドではない)を入れて気づいたのですが、PhtoshopCS6のゴシック体の標準フォントが小塚ゴシックになっていました。。。
私の中ではいまでにWindowsといえばMS Pゴシックかメイリオだったのですが。
時代はうつろうのですね。